源義家 みなもとのよしいえ
生没年:1039-1106
訪問日:2008.12.26
所在地:千葉県流山市 諏訪神社
建立:1985
制作:北村西望
題名:義家献馬
平安末期の武将、源八幡太郎義家。朝廷の命を受けて奥州征伐に参戦し功を上げ、以後も数々の戦で勝利し1083年陸奥守となり、東国における源氏勢力の基盤を作った。
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約900年前、義家が奥州征伐の帰途においてその戦勝を感謝して、馬と馬具をこの諏訪神社に献上したことに因んだ場面です。
長崎平和記念像を制作した北村先生102歳(!)の時の作品です。
この諏訪神社は1200年の歴史があり、由緒ある佇まいを見せていました。
馬に語りかけるような姿とともに北村先生は次のような歌を添えています。
「花散るや 風は勿来と 主君はも 関に詠ひき 駒は忘れめ」
勿来とは奥州の入口である勿来の関。そこで詠んだ義家の名歌を引いて、戦いに連れ添った馬に義家の心情を映しています。
平安ロマンを感じさせてくれますね。