大内義興 おおうちよしおき
生没年:1477-1529
訪問日:2005.5.3
所在地:山口県山口市 龍福寺
建立:不明
制作:月形那比古
題名:大内義興公「馬上展望」像
室町時代末期の武将。周防、長門、筑前、豊前の守護職。北九州では少弐氏や大友氏と争い、中国地方では尼子氏と勢力を競った。管領細川政元が幕府の実権を掌握すると、京都を追われた前将軍の足利義尹を保護。1507年に細川政元が暗殺されたのを機に上洛し、将軍に復帰させ、自身は管領代として幕府を取り仕切った。
像のある龍福寺は大内氏館跡に建てられた寺。大内氏はここを拠点として勢力を伸ばし、現在の山口市の礎を築いた。
馬の造形に独特のものを感じます。歴史に忠実な日本の在来馬です。制作は月形那比古という方で、調べてみると鬼志野焼を創始した陶芸家として有名なようです。