大内弘世 おおうちひろよ
生没年:1325-1380
訪問日:2005.5.3
所在地:山口県山口市 香山公園
建立:1980
制作:不明
題名:大内弘世公像
室町幕府時代初期の守護大名。始め周防一国の守護から、厚東氏を降して長門の守護も獲得。さらに 南朝方の足利義冬を石見から追い払って石見守護の地位も手にする。嫡男の大内義弘は嫡男だが、あくまで北朝方に与する義弘とは対立し、弟の満弘との内乱を引き起こす。
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弘世は1360年に本拠地をそれまでの大内村から山口に移転。山口盆地は北と東西を山に囲まれており、弘世はそれを京都になぞらえた町造りを行いました。瑠璃光寺は毛利時代に移された寺で、それまでは香積寺という大内義弘が建立した寺がありました。五重塔はその義弘の菩提を弔うために建てられたもので、国宝に指定されています。像は山口市の市井50年を記念して立てられました。
日本史としては毛利氏に滅ぼされた中国地方の一族というイメージしかありませんでしたが、調べてみると鎌倉時代以前から続く有力な一族であったことがわかります。銅像としては少しばかりお顔が残念。